書評『遺伝子の不都合な真実』から考える、なぜご先祖さんを大事にすると幸福にめぐまれるのか

 人間力大学校にて

 

令和2年2月、人間力大学校をしかける天明先生、佐藤先生の講演会に出席させていただきました。 先生たちは、家系図分析を通じ、生き方や、会社の経営の問題点を洗い出す活動を続けています。不肖幡谷も学校の卒業生の一人です

 

家訓づくりのセミナーでも家系図をかくワークショップを取り入れています。ひいじいちゃん、ばあちゃんのお名前を記載いただくシンプルな内容ですが、ほとんどの方が書けません。 ご先祖さんは、自分自身をはぐくんだ尊い存在のはずですが、名前も生き様も分からないっというのが現代を暮らす我々の課題になっています。

 

神社や、不思議な石?などパワースポット巡りが人気を博すなか、本当にパワーをくれるのは【ご先祖さん】だと幡谷は考えます

 

ちくま新書『遺伝子の不都合な真実』では、背の高さや顔の形だけでなく、運動能力はもちろん、自分が選んでいる(と思い込んでいる)趣味や趣向までも、遺伝子によって決められていると紹介しています。 だれもがうすうす感じていながら、ことさらには認めづらい不都合な真実ですが、逆をいえば、ご先祖さんを研究することで、遺伝子の癖や、罠を見抜き、人生を好転させることができるのではないでしょうか?

 

この日のセミナーでは、佐藤先生から、人間の能力の99%は眠っている(潜在意識)とのお話を頂戴しました。幡谷はこの99%が遺伝子であり、そしてそれを活かすのが、家系図分析であり、家訓づくりであると確信しています まずは騙されたと思ってお墓まいりにいきましょう 幡谷に騙されたと感じるかもしれませんが、ご先祖さんはそんなあなたの急な訪問を喜んでいるとおもいます^^

 

遺伝子とは?

 

 

遺伝子は設計図

遺伝子とは人間の体をつくる設計図に相当するものです。ヒトには約3万個の遺伝子があると考えられています。人間の身体は、「細胞」という基本単位からなっています。この細胞の「核」と呼ばれる部分に「染色体」があり、この中の「DNA」が「遺伝子」として働いています。人間の身体は、この遺伝子の指令に基づいて維持されています。

 

解剖学者の養老孟司さんによれば、人間の身体の細胞は3か月かそこいらで全て生まれ変わる(入れ替わる)との解説がされています。遺伝子という設計図によって、細胞は日々新陳代謝をし、またアポトーシスによってどんどん入れ替わります。「自分」は変わらないと思っていても、その実身体は3か月前とは別人になっているのです。そもそも、心臓を動け!とか、血液よ流れよ!と意識している方はいらっしゃるでしょうか?

 

人間をふくめた全ての動植物は遺伝子という設計図のとおり、活かされている存在なのです。

 

 

人とチンパンジーの遺伝子の違いは99%一緒?

従来、チンパンジーとヒトのDNAは98.5%まで同じだと言われてきました。しかし、最新の研究では、かなりの部分に大きな違いがあることがわかったとも指摘されています。ただし、遺伝子の研究は始まったばかりで、そのほとんどが、解明されていません。人とチンパンジーはともかく、人と大豆、あるいは人とバナナの遺伝子の違いはたった50%だそうです。生きていくうえでかかせない遺伝子。しかし、その設計図(遺伝子)は、ほとんど意味がわかっていません。あるいは、意味さえもたない可能性だってあります。役にたつものだけが有用なのか?そして、目に見えない部分は本当に無駄なのか!?哲学にも似たテーマです。

 

フロイトが発明した無意識の正体 

オーストリア出身の精神科医・フロイトは、多くの患者をみていくなかで、【無意識】という概念を発見します。無意識とは、「精神的なもので自分では意識できないが、各個人に持続的に存在するもの。主体の意識とは関係なく意識に影響を与え、各個人の精神的な動きを規定し、時には制限するもの」とされています。

  

精神科医として、心理的要因は何なのかを探り、精神疾患を治療していくなかで、フロイトは精神分析を行う際、神経症の根本の心理的要因、つまり無意識に着目しました。無意識への着目はそれまでの精神科医のプロセスを大胆にかえるもので、フロイトは無意識を「発見」した」といわれるようになりました。いまでは、専門用語ではなく、広く世界中の人々に知られる概念となっています。

  

そしてフロイトの時代には、知る由もない遺伝子の存在が解明されるにいたり、無意識や深層心理の多くが環境や生い立ちだけでなく遺伝子にも左右されるとの仮説が登場しています。家訓ニストはもう一歩ふみこんで、生い立ちや環境さえも遺伝子(無意識)に支配されているとも感じるようになりました。

 

遺伝子の不都合な真実

ちくま新書『遺伝子の不都合な真実』では、背の高さや顔の形だけでなく、運動能力はもちろん、自分が選んでいる(と思い込んでいる)趣味や趣向までも、遺伝子によって決められていると紹介しています。 だれもがうすうす感じていながら、ことさらには認めづらい不都合な真実ですが、逆をいえば、ご先祖さんを研究することで、遺伝子の癖や、罠を見抜き、人生を好転させることができるのではないでしょうか?

 

人間の能力の99%は眠っているともいわれます。そしてそれを活かすのが、家系図分析であり、家訓づくりであると確信しています。遺伝子に眠るご先祖さんや、遠い恐竜時代の?記憶。その殆どが出番がないのかもしれません。しかし、ご先祖さんの生き様や徳に触れることで、バチコンっと、眠ったスイッチが発動される可能性はあります。事実、ご先祖さんを大事にしたことで、幸福にめぐまれること、また不思議な体験や、ご縁に恵まれたことを、多くの人が語っています。

  

遺伝子は人間の身体をつくる設計図です。認めたくはないですが、人生の歩みもまた設計図に従って生きているのかもしれません(*_*)

 

 

御先祖さんを大事にすると、なぜ幸せに恵まれるのか?を考える

 

 

遺伝子は、両親からもらうもの

身体の設計図である遺伝子。そもそも、その遺伝子は父親と母親から授けられたものです。そして、父さん母さんは、おじいちゃん、おばあちゃんの遺伝子をわけてもらいました。あなたは、あなたです。しかし、あなたという人間は、遠い遠いご先祖さんから命(遺伝子)をわけてもらった存在なのです。

 

遺伝子に刻まれた記憶

例えば、家訓ニスト・幡谷は、お酒が飲めません。これは、お酒を飲んだ際に、アルコールを分解する脱アルデヒド酵素を保有できていないと考えられます。この脱アルデヒド酵素がないと、お酒を分解できないことで、身体に毒がたまり、吐いたり、二日酔いをしたりロクなことにならないと、身をもって学んでいます。

 

この酵素は、アジア系の人種がもつ特有の性質で、下戸(お酒がのめない)の分布は、中国の福建省を中心に、東南アジアから日本にかけて広がっていることが分かっています。最新の研究では、下戸であったことで、お酒を毒にかえることができた私のご先祖さんは、身体に寄生するウィルスをやっつけた可能性があることが指摘されています。

 

そして、下戸の分布は稲作の分布にぴったり重なります。高温多湿を好む稲作ですが、その環境は菌やウィルスが好む環境にも重なります。突然変異で下戸になってしまったご先祖さまでしたが、お酒をのめる他の家族や民族に打ち勝って遺伝子を遺してきたのでした。幡谷自身、1mmも記憶のない記憶であっても、遺伝子は過去の経験をしっかり覚えているのです

 

おなじようにアジア系の民族は、飢餓の時代を生きた遺伝子の記憶をもち、糖をためやすい一方、糖尿病にかかる確率が高いそうです。アングロサクソンや、アフリカ、それぞれの生い立ちのなかで、あなたも、わたしも、ご先祖さまと生きているのです

 

人生は無意識の選択

日本には「長いものには巻かれろ」との格言があります。この時の長いものとは、上司や、偉い人をさしますが、幡谷にとっての【長いもの】とは、長い長い歴史をつむいできたご先祖さんの記憶を指します。

 

自分の人生は自分のものです。しかし、その選択は、巨大な氷山の一角でもがくようなもの、その実態は、ご先祖さんという巨大の存在に【活かされている】のではないでしょうか?

 

 

        

 

 

 ■ご購入はこちら 

書籍名: 世界一簡単な「幸せを招く家訓」のつくり方

著者 : 幡谷哲太郎

発売日: 2015年6月1日

出版社: セルバ出版

価格 : 1,600円+税

 

URL  : http://www.amazon.co.jp/dp/4863672063