「どうして一流の経営者は靴をそろえるのか」との質問について

家訓ニストの幡谷です。平成31年4月、発表させていただいた二作目の著作「どうして一流の経営者は靴をそろえるのか?」について、おかげさまで多くの皆様にご購入いただいております。この場をかりて厚く御礼申し上げます。

 

1作目の「世界一簡単な幸福を招く家訓のつくり方」については、育児や親学の切り口で、そして新作では、企業経営の目線から、家訓や社訓をつくり育むことで、幸運がめぐまれることを紹介しています。

 

一見、商いに関係なさそうな、「靴をそろえる」という習慣も、素朴な道徳という視点でいえば、最も大事にしなくてはいけないことだと幡谷は確信しています。そして本をお読みいただいた多くの読者の皆様からも同様の感想を頂戴しております。ただし、まだ本を読んでいない悪い友だちからは、「どうして靴なの?」とか、「本当に経営者はみんなやってるの!?」等々の質問を頂戴してきました。

 

っということで、新作の発刊を記念して、そうした質問にお答えしたいと思います(--〆)

答えはすべて本の中に。。。っていうか、本を買ってくれ(*_*)

 

大事にしたいオカンの言いつけ

 

お笑いコンビ・お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志さんが、フジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』で、ZOZOの前澤友作社長がツイッター上で実施したお年玉企画についてコメントしました。

 

前澤氏は、「僕個人から100名様に100万円【総額1億円のお年玉】を現金でプレゼントします」とツイート。リツイートしたユーザーの中から100人を選ぶというもので、リツイート数が世界記録を更新するなど話題を呼びました。

 

これについて松本は、「奇天烈な発想で、お金をツールとして使った大喜利ですよね」と解釈。「僕は大喜利好きですし、周りを驚かせて楽しませることは非常に良いことだと思いますが」と前置きし、「僕はこれをやらないんですよね」と結論付けた。

 

その理由は、「なんか、おかあちゃんに怒られそうな気がするんですよ」。「僕はそういうしつけを受けてきたので。『お金で遊ぶな』と言われてきたので。うちのオカンのしつけが果たして正しいのか正しくないのか分からないですけど、55歳になっても『人志!』と怒られたのが今でも耳に残ってて。それぞれのしつけ、ルールがあるんでしょうけどその考え方の違い。全然否定してないんですけど、職種の違いというか」と語った。

 

その上で、「6億円の宝くじを7億円で買うみたいなそういう考え方なんだと思うんですよ」と例を挙げる松本。「そういうところを面白がってる人やと思うんですけど、僕は『お金で遊んではいけない』と母親から教わってきたので。オカンのルールブックは非常に薄いですけど」と母の教えを今でも大切にしていることを明かし、「ちょっと引いたかな」と締めくくりました。

 

おかんにしかられることは、ししゃいけない

話題をよんだ前澤会長のお年玉企画。公金でもなく、自分の財布で1億円ものお小遣いをあげる太っ腹な姿勢が話題になる一方、多くの人が、頭の中で「?」が浮かんだのではないでしょうか。実は家訓ニストもその一人です。費用対効果でいえば、数十億円もCMをうち知名度をあげることと比較すれば、1億円ぽっちで、世界中に話題をふりまいた前澤社長の大勝利です。しかし釈然としないモヤモヤした想いがあったなか、前述の松っちゃんの発言が家訓ニストの中で、「答え」になりました。

 

オカンに怒られることはしちゃいけないっと・・・「オカンのルールブックは非常に薄いけど今でも母の教えを大切にしている」と告白した松ちゃん。タレントして大成功した松っちゃんですが、その背景にはしっかり人格と、母の教えがあったことに妙に納得させられました。画像は、伝説のコントを数多く生み出した「ごっつうええ感じ」の人気作品「おかんとマーくん」です。コントのなかで、むちゃむちゃしよるオカンを演じた松ちゃん。しかし、そのむちゃくちゃぶり以上に人気となったのが、作品のなかにちりばめられたオカンの無償の愛だったのでないでしょうか?

 

前澤社長の一件だけでなく、隆盛を誇った日産のカルロス・ゴーン会長の事件でも、グローバル社会特有のスキームが話題になっています。実際、アマゾンやグーグルなど世界企業のなかでは、タックスヘブンなどを利用し、本来おさめるべき税金を払っていないのでは?と議論をよんでいます。

 

法律の網を巧妙にくぐりぬけるグローバル企業のオーナー達・・・ たとえそのスキームが合法であっても、そこに正義はありません。納税は義務であり、また一番大事な社会貢献の1つだからです。まだまだ進化するであろうグローバル社会にあって、家訓ニストは、人種も国境もこえた素朴な道徳が一番大事であると考えます。

 

素朴な道徳とは、「オカンに怒られることはしちゃいけない」という道徳です。幡谷家では、「お天道さんは見ている」と習い、松本家のなかでは、その道徳は「お金で遊んではいけない」というルールに、あるいは、「挨拶をする」。そして「靴をそろえる」というご家族もいるでしょう。

 

「どうして一流の経営者が靴をそろえるのか?」の本のなかで、「靴」にふれた章は、第一章だけ。残りの章は、素朴な道徳の大切さを、渋沢栄一の「論語とソロバン」や、日本の老舗企業の社訓、家訓などを紹介することで案内する構成となっています。一見してHOWTO本のようなタイトルですが、家訓ニストの深慮をわかっていただけたでしょうか?

 

 

 小学生でもわかる道徳

 

 

「人間」を活かす経営

渋沢栄一の「論語と算盤」には「富をなす根源は何かと言えば、仁義道徳。正しい道理の富でなければ、その富は完全に永続することができぬ。」との記述があります。明治時代の話ですが、この精神は全く色褪せることなく、故松下幸之助氏や、稲盛和夫氏と受け継がれていると言われています。昨今、グローバル経済は限界を示し、社会性(道徳や社会貢献)を理念を大事にする公益資本主義の考え方も急速に広まってきています。「精神論で飯がくえるか!」という意見もありますが、稲盛和夫は、丁寧にそして徹底的に、社員を含めた社会に幸福をもたらすことを第一義にし、かつ堂々たる利益を上げてきました。

 

戦後最大の経営破たん 日本航空(JAL)の例

日本航空(JAL)は、2010年1月に会社更生法を申請して実質的に倒産しました。 負債総額は2兆3221億円で、事業会社としては戦後最大の経営破たんとなりました。そんななか、日本航空の再建を託されたのが稲盛和夫氏。京セラ創業者であったものの畑違いの経営者の登場に内外から不安の声が寄せられる中での船出でした。以後2月から、JALの会長をつとめた稲盛氏は、2012年に会社更生法の適用から2年で営業利益2000億円というV字回復を果し、見事に建て直すことに成功しました。その間の給料は無給であったことも、世間を驚かしています。

 

官僚よりも官僚らしいと言われたJAL

稲盛氏の経営手法とは、自身が人生について自問自答する中から生まれてきた哲学を、企業経営の基本に置き、組織全体に同じ意識を共有させるというものです。その哲学とは、一言で言えば「人間として正しいかで判断せよ」。果たしてこの手法がJALにも通用するかと懸念されるなか、見事に3万2000人の社員の意識を変え、官僚よりも官僚らしいと評されたJALの体質をかえ、わずか2年で高収益企業に生まれ変わらせました。

 

道徳とは、雨がふったら傘を差すようなもの(松下幸之助)

誰かのために生きる人間は強い。それが分かっている人、法人はもっと強い。国鉄や、JALは、極端な官僚主義から、社員のマインドを変革し、強い企業へ生まれ変わりました。あなたのやる気スイッチはどこにありますか?

 

心が変われば行動が変わる

行動が変われば習慣が変わる

習慣が変われば人格が変わる

人格が変われば運命が変わる

 

もうダメだっと誰もが見放した国鉄、JALの再生は、魔法でも、税金でなく、「心」をかえることでなしとげられました。そんな魔法はあなたの会社でもかけられるのではないでしょうか?昭和の名経営者として有名な松下幸之助さんは、一見難しくとらえがちな「道徳」という言葉について、「道徳とは雨がふったら傘を差すようなものだ」との名言を残されました。ちなみに生前の松下さんは、高度成長期の日本にあって経済界をリードする一方、自身への高額な報酬を隠すこともなく、高額納税者番付で常にトップに位置していました。また社会貢献の一端にと、PHP研究所を設立したり、公共施設にも多額の寄付をかかしませんでした・・・

 

企業は社会の繁栄があってこそ、企業も人も活かされる。カルロスゴーン会長には絶対ない視点なのではないでしょうか?ゴーンさんも、優秀な経営者なのは間違いありません、その才能を財産隠しでなく、社会貢献、そしてオカンを泣かすようなことをしてほしくないなっと考える家訓ニストでした

 

 

 

稲盛 和夫(1932年生まれ)

日本の実業家。京セラ・第二電電(現・携帯電話会社au )創業者。日本航空名誉会長。1932年鹿児島に7人兄弟の二男として生まれる。高校時代は空襲で生活苦に陥った家計を助けるため、紙袋の行商をして生活費を稼ぎ、後にこの体験がその後の事業の原点になったと語っています。

 

大学卒業後、就職するも、会社の方針になじめず、同期を誘い京都セラミツク(現京セラ)を設立。その後も様々な会社を立ち上げ軌道に乗せていきます。技術者でありながら会計に明るく、堅実な事業展開を行う。事業だけにとどまらず盛和塾という私塾を非営利に主催、若手経営者の育成を行っている。その独特な経営管理手法は「アメーバ経営」と呼ばれ、売上高1兆5000億円。従業員数7万人もの一大グループを築き上げ、今なお成長を続けています。 

 

 

 

 ■家訓二ストの挑戦

 

「正しい習慣」とは、ささやかな心がけ。

そんな心がけをもてる自分でありたいし、そんな素晴らしい人を一人でも多く増やすことが家訓ニストの願いです。

 

2015年6月に立ち上げた「家訓ニスト協会(仮)」もおかげさまで5周年をむかえ、19年度中には株式会社化をめざし鋭意打ち合わせ中です。

 

この間、「世界一簡単な幸せを招く家訓のつくり方」については、増刷を重ね第4版を数えるまでになりました。また、19年3月には、2冊目となる著書「なぜ一流の経営者は靴をそろえるのか」を発表。これまでのPTAを中心に、家庭教育、育児についてのセミナー開催に加え、企業様、経営者様向けの研修を充実させていきます。

 

家族を守るものが「家訓」であるならば、会社、そして従業員さんを守るもが「社訓」です。家訓二ストは、家訓も社訓も一番大事なものは、「靴をそろえる」や「お天道様はみている」といった素朴な心根であると確信しています。当たり前のことを当たり前にやる。しかし、その当たり前が一番難しいもの・・・・

  

 

家訓ニスト協会(仮)は、世界平和を実現するために、「家族」の幸せを願います。それは難しいことでなく、「靴をそろえる」こと、「朝ごはんを一緒にたべる」こと、そんなどこにでもある普通の風景を積み重ねることで実現できると考えます。

 

これまでも、これからも、家訓ニストは、ノーベル平和賞をめざし、その歩みを進めてまいります

家訓ニスト、そして家訓ニスト協会の挑戦に、ご声援と「いいね」をおねがいします

 

 

2019年4月

家訓二スト協会(仮) 幡谷哲太郎

 

 ■ご購入はこちら 

書籍名: 世界一簡単な「幸せを招く家訓」のつくり方

著者 : 幡谷哲太郎

発売日: 2015年6月1日

出版社: セルバ出版

価格 : 1,600円+税

 

URL  : http://www.amazon.co.jp/dp/4863672063