京都 七味家本舗 家訓

 

 

 

 

 

 

 

 『無理をするな』

 七味家本舗 家訓

 

 

七味家本舗創業は1655年の明暦年間にさかのぼる。以来、清水寺への参道のこの地で商いを続けている。文化13年に「七味家」と商号を改め、七味を売り出すが、それまでは、寺の門前の茶店兼便利屋的存在で、和漢の薬なども商う。

 

原料の中でも重要な山椒や唐辛子などは、自社の畑地での自家生産を守り続けているが、不作のときは販売を見合わせる矜持を持つ。香辛料に関しての一家言は歴史に裏づけられた「辛ロ」である。

 

 

■「のばす」ことより「つづける」こと 京都に伝わる老舗の知恵

 

(参照:総合教育研究所)

http://iroha.sogokyouiku.com/?eid=529989

 

 

 千年の都、京都には創業三百年以上という老舗が今も、長寿を保って います。「広く浅く」よりも「狭く深く」の商いの姿勢こそがその秘訣 という。  七いろの味と香りで三百五十年の老舗である七味家の14代目、福嶌さんが 結婚した時に、先代から伝えられた「七味家の家訓」の一部を紹介すると、

 

「みだりに実印を押したり、保証人にならないこと」  

「道楽は禁物。身の巡り、心の中を常に整理整頓しておくこと」  

「現状に感謝はすれども、満足せず、常に前向きの考えをもつこと」  

 

などの他に、お酒が好きな14代目を気遣ったと思われる  「交際上必要あるも酒は慎むこと」が書かれている。  「自分の商売と女房に惚れること」などは、ちょっと微笑んでしまう親心 のように思える。  

 

七味家では、家訓以外に社訓があり、  「これからの商いは、どうして大きくするかより、どうしたら長続きするか を考えること。そこで、私たちは、どうすればお客様に喜んでもらえるかを 考え実行しましょう」という理念を大切にしています。  

 

その姿勢が、山椒の原料が霜のせいで壊滅状態になった折に、どうしても、 他所の原料では、香りが出せないと、三ヶ月ほど休業されたそうです。  「一子相伝」という姿勢は、万が一の事故に会うリスクを考え、親子で 一緒に旅行へも行かないという。このこだわりこそが、老舗の味を守り 続けていく秘訣なのでしょう。

 

 

■当主のことば

 

(参照:情報誌 京都 日本の心を伝える) 

http://www.shinise.ne.jp/j_kyoto/voices/vol/02/02-b.html

   

家訓は『無理をするな』『時代の先を歩くな』。福島 仁祠 (株)七味家本舗 

 

とうがらしの専門店は、少なくなりましたけど、昔は神社・仏閣の前に必ずこういうとうがらし屋があったんです。精進料理を食べていた時代では漢方薬的な役割でね、お寺さんなんかに献上していたものが香辛料として料理の味つけに使われるようになってきたんとちがうかなと思うんですけど。需要は年々増えてますね。ただ、材料がね。いい山椒がとれないと売りません。うちは畑がありますけど、お天気しだいで山椒の出来が変わりますから。材料が大事でそれを見抜くのも技術であり、材料をつぶしたりは昔のやり方でしてますし、うちは一子相伝なんです。

 

「無理をするな」「時代の先を歩くな」というこの2つが家訓で、しょっちゆう私も小さい時から言われてました。

 

京都人の京都というのは、やっぱりほっとする街やなということだと思います。東京にもいろいろお寺もありますし、古い公園もありますし、それなりの憩いの場もありますけど、精神的に京都みたいにゆっくりできる所はないですね。上を見て歩かなくてすみますから。

 

私は今のビル問題でね、必ず新しい時代は来ると思うんです。古い話ですけど平安京が造られた時は新しい街ですからね。ただ、東京の真似はしないでもいいんじやないかと。うちの先代やら言うように、よそさまより2・3歩遅れて歩いてもね、京都は別におくれないと思います。

 

  

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