柴田勝家 辞世の句

 

 

 

 

 (お市の方)

「さらぬだに 打ちぬる程も 夏の夜の 別れを誘ふ ほととぎすかな」

 

 (柴田勝家)

「夏の夜の 夢路はかなき 跡の名を 雲井にあげよ やまほととぎす」

自害する前に夫の柴田勝家と辞世の句を詠いあったそうで、下記のお市の辞世の句に対して勝家が返句しています

 

  

 

柴田 勝家(しばた かついえ)

生誕:大永2年(1522年)?

死没:天正11年4月24日

 

戦国時代から安土桃山時代にかけての武将・大名である。

 

出自や前半生は不明な点が多く、詳しいことは不詳であるが織田信長の父・信秀に仕え、のちに信長の弟である信行(信勝とも)の家老となった。はじめは「うつけ」と呼ばれた信長を嫌い、彼を廃嫡して信行をかつごうとしていたが、稲生の戦いにて信長に敗北し、それ以降は信長派に転じた。

 

信長が織田家中を統一すると、以後は天下統一の為に奔走。朝倉攻め、長島一向一揆、姉川の戦いなどに参戦し各地を転戦する。

 

非常に勇猛であったため「鬼柴田」「かかれ柴田」と呼ばれ、六角氏に兵糧攻めを受けた際は、残りの全ての水を兵士に分けた後に水瓶を叩き割って出撃したため「瓶割り柴田」とも呼ばれた。

 

のちに北ノ庄城を与えられ、前田利家らと共に北陸方面の攻略を担当したが上杉謙信に手取川で手痛い敗北を喫してもいる。

 

しかし1582年に織田信長が本能寺の変で自害すると、織田家の後継者に信孝(信長の三男)を推すが、信忠(信長の嫡男。本能寺の変にて死亡)の息子である三法師を挙げる羽柴秀吉と対立した。結局、信長の敵討ちをした秀吉に押し切られる形となり、織田家臣内での秀吉の地位は増大する。またこの頃お市の方と結婚しているが、誰がその結婚を仲介したかは諸説ある。

 

そのまま秀吉との対立は深まり、賤ヶ岳にて秀吉と合戦、敗北。妻・お市の方と共に北ノ庄城で自害した。享年62

 

清州会議  

柴田勝家は織田家という大企業の中で代々重役の家柄です。そんな中、パートあがりの?秀吉が出世していくにつれて徐々に仲が悪くなったとも言われています。

  

ところが対上杉戦略を任された柴田勝家の下に羽柴秀吉も組み込まれ、北陸戦線に投入されますが、司令官柴田勝家に反発して離脱してしまいます。

 

理がどちらにあるにしろ秀吉が勝家に反発したのは間違いないですから、可愛さ余って憎さ百倍となりました。

 

勝家は、秀吉のように人を誑し込んだり、裏工作の一切できない男でした。

天下をとろうとしたわけではなく、只・・・織田家の繁栄のために、筆頭家老としての人生を全うした男でした。

その為に、秀吉の政治力に勝てずに負けてしまったのではないでしょうか?

 

 

本能寺の変後の清州会議で、織田氏の後継者問題では秀吉への対抗もあり、信長の三男・織田信孝を推したが、明智光秀を討伐したことで実績や発言力が大きかった秀吉が信長の嫡孫・三法師(織田秀信)を擁立したため、織田氏の家督は三法師が継ぐこととなりました。

 

また、この会議では、勝家は信長の妹・お市の方と結婚しています。勝家の書状で「秀吉と申し合わせ…主筋の者との結婚へ皆の承諾を得た」とあり、勝家のお市への意向を汲んで、清州会議の沙汰への勝家の不満の抑えもあり秀吉が動いたと指摘されています。

 

 

最期 

天正11年(1583年)3月12日、勝家は北近江に出兵し、北伊勢から戻った秀吉と対峙する(賤ヶ岳の戦い)。秀吉に降伏していた織田信孝が伊勢の滝川一益と結び再び挙兵し、秀吉は岐阜へ向かい勝家は賤ヶ岳の大岩山砦への攻撃を始めるが、美濃大返しを敢行した秀吉に敗れ、4月24日に北ノ庄城にてお市とともに自害した。享年62。

 

  

■戦国の純愛 二人の辞世の句 

 

(お市の方)

さらぬだに 打ちぬる程も 夏の夜の 別れを誘ふ ほととぎすかな

 意味:ただでさえ寝る頃合いなのに、これはまるで夏の夜に別れを誘い鳴くホトトギスみたいですね。

 

(柴田勝家)

夏の夜の 夢路はかなき 跡の名を 雲井にあげよ やまほととぎす

 

自害する前に夫の柴田勝家と辞世の句を詠いあったそうで、下記のお市の辞世の句に対して勝家が返句しています

 

妻・お市の方とはわずか7ヶ月余りの夫婦でした。勝家はお市に逃げるように勧めたが、お市はこれを拒み、勝家と運命をともにした。勝家はお市に惚れていたため生涯独身を通したともされています

 

過酷な運命のなか生涯をおえたお市の方。しかし遺された3人の姉妹たちは、それぞれもっとドラマにとんだ人生がまっていました。

この母にして、この娘あり・・・ 事実は小説より奇なり。年のはなれた柴田勝家に嫁いだお市の方でしたが、政略結婚との声もあるなか、句だけをよむと案外、純愛であったのかな・・・と夢想します

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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