日本一古い酒蔵「須藤本家」の家訓

 

 

 

 

 

 須藤本家 家訓

 「酒・米・土・水・木」

 

 

須藤本家(茨城県笠間市) 1141年永治元年創業

 

■須藤本家株式会社

住所:茨城県笠間市小原2125

電話:0296-77-0152

 

 

創業からなんと875年(2016年現在)。日本一の歴史をもつ酒蔵が茨城にはあります。

常陸の国で武士と造り酒屋の両方を営んでいた須藤家には、「酒・米・土・水・木」が家訓。「良い酒は良い米から、良い米は良い土から、良い土は良い水から、良い水は良い木から、良い木は蔵を守り酒を守る」という意味の家訓が遺されています。酒が生まれる基本中の基本でありながら、実に深い意味を持つ家訓。農耕民族日本人の魂を揺さぶる言霊ではないでしょうか?

 

■蔵とその歴史

創業年の詳細は不明なほどその歴史 は古く、南北朝時代(1300年代)には北朝に仕えていた豪族が当主でした。一番古い記録によると1141年には酒造りをしていたことが判明していますが、それ以前は詳しく解明されていません。江戸時代には幕府の代官をつとめ、財政再建のために酒造りに励み「酒造り代官」とも呼ばれていたのです。

 

現在の当主は第五十五代目。由緒ある旧家のしきたりと伝統が受け継がれてきたこの蔵は、熱心な若手経営者とそのユニークな酒造りで知られています。酒名「郷乃誉」は郷土の繁栄に願いをこめてつけられました。800年間同じ位置にあるという、蔵内に掘られた三つの井戸からの水で、南部杜氏が酒を仕込みます。

 

近年では、2007・2008年にIWCで金賞を受賞するなど、国内外問わず注目され、イギリスのBBCやフィナンシャルタイムズをはじめ、世界各国のメディアに取り上げられることも多い酒蔵です。

また、笠間市が乾杯条例を制定していることもあり、全国日本酒条例サミット開催への働きかけ、國酒プロジェクトへの参加など、酒蔵としてのアクションも世界基準です。

総理官邸賓客用の日本酒として採用された「花薫光」は、安倍首相からベトナムの国家元首にも贈答されるなど、まさに世界に羽ばたく老舗企業です。

 

日本酒は全て純米大吟醸のみで統一。

歴史的には全国で初めて生酒やひやおろしを販売するなど、日本酒の歴史において常にチャレンジと革新を起こしてきた実績も持つ。当主は第55代 須藤源右衛門氏。国内のみならず世界各国で日本文化と日本酒を伝える伝道師である。

 

 

(参照:ALL ABOUT グルメ) 

http://allabout.co.jp/gm/gc/225336/2/

 

 

 

■「酒・米・土・水・木」の家訓の意味とは?

(須藤本家HPから)

 http://www.sudohonke.co.jp/index1.html

 

 

「酒・米・土・水・木」は当蔵に伝わる家訓の一つです。

 

良い酒は良い米から、良い米は良い土から、

良い土は良い水から、良い水は良い木から、

良い木は蔵を守り酒を守る

 

と言うことが代々日常生活の中で伝えられて来ました。

近年やっと環境というものに多くの人々が気づき始めましたが、

昔の人々は長い経験とその鍛えられ、

研ぎ澄まされた勘の中から、

体験的に自然環境というものを熟知していたようです。

 

酒造りをすればするほど自然の尊厳のすばらしさ、

その偉大さに敬意の念を抱くようになります。

 

 いつの間にか酒造りは自ら酒を醸すのでは無く、

醸させて頂くという心に到達致します。

  

自然に敬意を払いながら、積み重ねた伝統の技でかもす酒は、華やかさと清冽さと深みとコクをすべて感じさせてくれるもの。日本の歴史に育まれた日本一古い清酒蔵の銘柄は、今や、アジア、アメリカ、ヨーロッパと世界に羽ばたき、見事な「伝統文化大使」となっている。

まさに日本が世界に誇る名酒である。もちろん第1位。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■老舗企業ランキング

須藤本家の創業は平安時代。なんと源氏物語が書かれたそんな時代です。

ここでは、多くの老舗企業をかかえる酒造協会での老舗ランキングに加え、全国の老舗企業も一同に紹介していきます

※須藤本家は、酒業界では1位。 全体でも10位の古さです。

 

●平安時代

須藤本家(清酒)  茨城県笠間市   1141年永治元年

●応仁の乱1467年

飛良泉本舗(清酒) 秋田県にかほ市  1487年長享元年

剣菱酒造(清酒)  神戸市東灘区    1505年永正2年

山路酒造(清酒)  滋賀県木ノ本町   1532年天文元年

●鉄砲伝来

吉乃川酒造(清酒) 新潟県長岡市   1548年天文17年

小西酒造(清酒)  兵庫県伊丹市    1550年天文19年

千野酒造場(清酒) 長野県長野市   1555年天文

羽根田酒造(清酒) 山形県鶴岡市   1592年文禄元年

小屋酒造(清酒)  山形県大蔵村    1596年慶長元年

豊島屋本店(清酒) 東京都千代田区  1596年慶長元年

小嶋総本店(清酒) 山形県米沢市   1597年慶長2年

養命酒製造(蒸留酒・混成酒製造)   1602年慶長7年

司牡丹酒造(清酒)高知県佐川町    1603年慶長8年

●徳川家康征夷大将軍

高木酒造(清酒)  山形県村山市   1615年慶長20年

渡会本店(清酒)  山形県鶴岡市   1624年寛永元年

福光屋(清酒)   石川県金沢市   1625年寛永2年

月桂冠(清酒)   京都府伏見区   1637年寛永4年

初亀酒造(清酒)  静岡県岡部町   1644年寛永年間

 

 

さらに、以下は全企業の老舗トップ10です

 

(株)金剛組       大阪府大阪市     578敏達天皇6 木造建築工事業

(財)池坊華道会    京都府京都市     587用明天皇2 生花・茶道教授業

●マホメット イスラム教を成立 610年

●大化の改新 645年

(有)西山温泉慶雲館 山梨県南巨摩郡    705 慶雲2  旅館,ホテル

(株)古まん       兵庫県豊岡市      717 養老1  旅館,ホテル

(有)善吾楼       石川県小松市      718 養老2  旅館,ホテル

源田紙業(株)     京都府京都市      771 宝亀2  

●平安京に遷都 794年

(株)田中伊雅     京都府京都市      888 仁和4  宗教用具製造業

(株)朱宮神仏具店  山梨県甲府市    ?1024 万寿1  宗教用具小売業

● カノッサの屈辱 ~ドイツ皇帝がローマ法王に屈伏 1077年

(株)夏油温泉     岩手県北上市     ?1134 長承3  旅館・ホテル

須藤本家(株)     茨城県笠間市      ?1141 永治1  清酒製造業 

●鎌倉幕府 成立 1192年

●モンゴル帝国のチンギス・ハン即位 1206年

 ・

●アメリカ独立宣言 1776年

 

老舗企業ランキングの1位~8位までは、そのまま世界でのランキングでも上位を独占しています。

長い商売を続けてこれた裏には、日本人特有の勤勉さや、国の安定。そして時代の変化に対応できた日本人のしなやかさがあります。

 

 日本の老舗はただ古いだけでなく、携帯電話やパソコンといった最先端の機器のあちこちに取り入れられているのをご存知でしょうか?たとえば、ケータイの強靭にして柔軟な折り曲げ部分や電磁波の漏れを防ぐ塗料を開発したのは、京都で300年以上もつづく、もとはといえば金箔屋さんの老舗である。かつて金屏風や仏壇に用いた金箔の技術を、いまはケータイに活かしているのです

 

日本と世界の企業を比較研究してきた実践経営学会の発表によると、200年以上つづいている老舗は、おとなり韓国を含む朝鮮半島にはひとつもない。〝中国四千年の歴史〟を誇る、もうひとつの隣国には9つ、同じく四大文明発祥の地であるインドには3つを数えるのみです。

 

日本の創業200年以上つづく老舗企業は、3000社。

日本の次がドイツの800だから、世界の中でダントツの数字です。

 

くわえて、世界一古い会社もここ日本に存在し、仏教が日本に伝わったとされる古墳時代の末期、西暦で言うと578年から実に1400年以上もつづいている。大阪でお寺や神社をつくってきた金剛組という会社で(もちろん飛鳥時代には会社組織ではなかったが)、年表を見ると、マホメットがイスラム教をひらく前に創業しています。

 

教科書には載らない老舗の歴史にこそ、日本という国に豊かさをもたらした本当の歴史が詰まっているのではないでしょうか?

昨日、創業したあなたも、明日の老舗になりうるよう、日々研鑽いただくことを祈念します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

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