京都の老舗・松栄堂の家訓

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

細く 長く 

曲がることなく 

いつも 

くすくす くすぶって 

あまねく 広く 世の中へ 

        松栄堂「家訓」

 

松栄堂

 

宝永2年(1705)の創業以来、香づくり一筋に老舗の暖簾を受け継いできた『松栄堂』。伝統的な素材や手法にこだわるだけでなく、「感性との出会い」をテーマにしたモダンなインセンスショップの展開、また香文化の普及に関するさまざまな文化活動にも力を注いでいる

 

売上高34億1000万円(2014年4月期実績)

従業員230名(正社員180名 男性90名、女性90名)

 

  

京都のお香の老舗、その創業家に伝わる家訓です。

 

その意は、太くて重い存在感などなくていい。冴(さ)えてなくても輝いてなくてもいい。目につかないところでちょろちょろくすぶっていればいい。ただ、曲がったこと、それだけはしてはならない。調子に乗ってはいけない。線香のように地味に静かにこれを守っていれば、いつかきっと人様のお役に立てる......。

 

■香道とは

 

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松栄堂HPより 

http://www.shoyeido.co.jp/topics/2016/02/post-345.html

 

 香道とは、文字どおり香りを楽しむことを基本とした芸道で、茶道や華道と同じく、動作の中に精神的な落ち着きを求める日本古来の芸道です。その歴史は茶道や華道と同じく室町時代にまで遡りますが、香木を焚いて香を楽しむことは、聖徳太子の飛鳥時代からといわれています。宗教的な側面も大きかったでしょうが、何より「良い香りを楽しむ」という、人間の快楽を満足させるものであったでしょう。 今日、「アロマテラピー」といって、植物から抽出した油成分(エッセンシャルオイル)を温めて香りをたたせ、その香気を吸入することで、さまざまな医療効果を得ることが注目されていますが、香道は日本古来の「ジャパニーズ・アロマテラピー」とも言えるでしょう。 世界中を見ても「香り」を芸術にまで昇華させ、精神性を追求する芸道は他に例を見ないものです

 

 

 香りで表現された世界を鑑賞する 香道は、一定の作法のもとに香木をたき、立ち上る香気の異同によって古典的な詩歌や故事、情景を鑑賞する文学性、精神性の高い芸道です。 香道では、香りを「かぐ」とはいわず「聞く」と表現します。 

 

四季のうつろいを愛で、香りに心遊ばせる— 日本の精神文化とともに育まれた香道の世界は東山文化の一翼を担う、香りの芸術です。 

 

 香道に関する十の徳。北宋の詩人の黄庭堅が香に関する訓や効用を記したもので、日本へは一休禅師が紹介した。香りは量ではなく、質が重要としている。

 

  1. 感格鬼神 感は鬼神に格(いた)る - 感覚が鬼や神のように研ぎ澄まされる

 

  1. 清淨心身 心身を清浄にす - 心身を清く浄化する

 

  1. 能除汚穢 よく汚穢(おわい)を除く - 穢(けが)れをとりのぞく

 

  1. 能覺睡眠 よく睡眠を覚ます - 眠気を覚ます

 

  1. 静中成友 静中に友と成る - 孤独感を拭う

 

  1. 塵裏偸閑 塵裏に閑(ひま)をぬすむ - 忙しいときも和ませる

 

  1. 多而不厭 多くして厭(いと)わず - 多くあっても邪魔にならない

 

  1. 寡而為足 少なくて足れりと為す - 少なくても十分香りを放つ

 

  1. 久蔵不朽 久しく蔵(たくわ)えて朽ちず - 長い間保存しても朽ちない

 

  1. 常用無障 常に用いて障(さわり)無し - 常用しても無害

 

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現代の香道は、和歌や物語文学の世界を主題にした〈組香〉が主流です。

そこでは、いくつかの香木がたかれ、香りを聞きわけあいますが優劣を競うものではなく、あくまで、香りで表現された主題を鑑賞し、その世界に遊ぶのが目的です。他の香りや風を嫌うなど独特のことわりのもと、雅な雰囲気のうちにすすめられます。

 

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